もしもに備えよう
将来のことについては、誰も分からないのが、当然でしょう。
そうであるからこそ、未来であり、楽しいことでもあるのかと思います。
しかし、何があるか分からないからこそ、不安な面があります。
そのため、保険への加入が重要になります。
賃貸マンションに暮らす場合でも、保険加入が重要であり、犬と暮らすのであっては、なおさらでしょう。
そこで、ペット保険への加入を検討することが、大事かもしれません。
これは、ペットの健康保険として誕生しました。
イギリスを発祥とし、そこから世界中へ広まりました。
日本へは1980年代に商品化され、今では加入者も増加しているようです。
健康保険というからには、犬が病気になった時に利用できます。
しかし、健康保険の役割ばかりでなく、損害保険の役割もあります。
特に犬の場合、損害を補償するものがあった方が、安心感があるでしょう。
たとえば、散歩中に他人に噛み付いて傷つけたのであれば、飼い主が責任を負うことになります。
ペット保険に加入していれば、補償金を支払うことができます。
また、賃貸マンションの他の住人に対し、怪我をさせた場合でも同様です。
人の損害保険でも、賠償保険などがありますが、それと同様な補償がなされます。
しかも、医療保険のような入院保障、生命保険のような死亡保障もあり、ペット総合保険とも呼べるでしょう。
したがって、犬を飼っているのであれば、加入を考慮することに値するような保険とも言えます。
もっとも、損害保険としては、賃貸物件に加入するのであれば、火災保険に加入します。
その名の通り、火災を発生させた場合に、補償金を支払うようになりますが、損害全般に対する保障もあります。
その中に、所有物によって、人を傷つけた場合などもあります。
これは犬にも応用でき、先で述べた通行人はもちろん、同じマンション内の住民に対しても、適用されます。
必須の保険となっていますが、そこまで範囲が広く、実に役立つものとなるかもしれません。
しかし、愛犬が所有物であるというのも、どこか変な感じがするでしょう。
これは、法律上で解釈されていることで、犬などのペットを飼い主の所有物とした方が、合理的であり、なおかつ、責任の所在を明確化できるからでしょう。
もっとも、今の動物愛護法では、人と物の間のような定義となっています。
命あるものであることに変わりはないでしょう。
しかし、社会はあくまで法律を元に動き、合理的なルールが必要です。
ある意味、便宜的なものとして、ペットを所有物と見なしている、とも解釈できるでしょう。